獅子鮟鱇詩詞

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zoom RSS そうだ 櫻を詠もう 其二十七之四 寄調「春曉曲」と番外「鶯啼序」計267字

<<   作成日時 : 2015/03/29 15:26   >>

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 日本の漢詩人として桜を詠もうという思いがあって、
 これまでに桜を詩題とした拙作はとても多い。
 2002年には2000首を『同工異曲・笑賞桜雲』として編み、
 2012年から13年には2600首を『同工異曲・春賞櫻雲』
 として編み、『欽定詞譜』にある全詞体をほぼ踏破した。
 そのほか、あれやこれやで、おそらく一万首は詠んでいる。
 
 そして今年も、3月19日から『そうだ 櫻を詠もう』シリーズ
 櫻が散るまで続けるつもりだが50首目は、
 
     春曉曲・賞櫻花底和鶯哢 2015.03.29 -43891
 
 晨鷄破曉櫻雲涌,老骨出遊畫境。季春韻事在湖邊,覓句和酬黄鳥哢。
 
  晨鷄(朝のニワトリ)暁を破れば櫻雲涌き,
  老骨 画境に出でて遊ぶ。
  季春(晩春)の韻事は湖辺にあり,
  句を覓(もと)めて黄鳥(ウグイス)の哢(さえず)るに和して酬ゆ。


 春曉曲 詞譜・單調27字,四句三仄韻 朱敦儒
  ○○●●○○仄,●●○○●仄。●○▲●●○○,●●●○○●仄。
   ○:平声。●:仄声。仄:仄声の押韻(拙作は中華新韵十一庚仄声)。
 
 櫻を詠んで最長は「鶯啼序」全240字。

      鶯啼序・春賞櫻雲 2012.03.27 -0713

  閑官挂冠乞骨,作歸山詩虎。賣銹劍、賤買音書,老爲騷客浮蠧。漫追悔、青春逞志,金秋遠蹈邊疆土。憶宦游萬里,悲哉未忘辛苦。
  飲酒頻頻,游魂落落,仰青天銀兎。聞蛩雨、欲解憂愁,枕肱鼾睡迷路。喜暄暖、悠悠曳杖,登曲磴、勝游丘阜。望圓湖,翠浪鱗鱗,金烏停午。
  更穿幽徑,嘆賞櫻雲,花間如玉府。艷雪似、胡蝶振翅,將遁塵網,且上瑤臺,受風飄舞。偶聽琴韵,遭逢神女,乳房高聳騎青馬,是繆斯、信口編詞譜。清談片刻,心心相印愉愉,唱和暫爲鸚鵡。
  寓情于景,摘句尋章,正寸心千古。擅平仄、披懷吐露,棄舊圖新,送往迎來,懷眞抱素。白頭酩酊,朱顔欣慕。羽仙張翼飛霞彩,醉翁留,月照寒窗處。晨鷄破夢高鳴,蓬髪鬆鬆,散人醒寤。


  閑官 冠を挂けて骨を乞ひ,
  山に歸る詩虎となる。
  銹びし劍を賣って、音書を賤(やす)く買ひ,
  老いて騷客の浮蠧たるとなる。
  漫(みだ)りに追悔す、青春 志を逞しくし,
  金秋 遠く蹈む 邊疆の土。
  宦游の萬里を憶(おも)へば,
  悲しい哉 未だ辛苦を忘れず。

  酒を飲むこと頻頻たり,
  魂を遊ばし落落として,
  青天の銀兎を仰ぐ。
  蛩雨を聞き、憂愁を解かんと,
  肱に枕して鼾睡し路(みち)に迷ふ。
  暄暖を喜び、
  悠悠と杖を曳き,
  曲磴を登り、丘阜に勝游す。
  圓湖を望めば,
  翠浪 鱗鱗として,
  金烏 停午にあり。

  更に幽徑を穿ち,
  櫻雲を嘆賞すれば,
  花間 玉府のごとし。
  艷雪は似る、胡蝶の翅を振ひ,
  將(まさ)に塵網より遁れ,
  且(まさに)に瑤臺に上り,
  風を受けて飄舞するに。
  たまたま聽く 琴韵,
  遭逢する神女,
  乳房 高く聳えて青馬に騎(の)る,
  是れ繆斯(ミューズ)にして、口に信(まか)せて詞譜を編む。
  清談すること片刻(しばし),
  心心 相ひ印して愉愉たり,
  唱和せんと暫く鸚鵡となる。

  情を景に寓(よ)せ,
  句を摘み章を尋ねれば,
  正に寸心に千古あり。
  平仄をほしいままにして、懷を披き吐露し,
  舊を棄てて新を圖り,
  往くを送って來るを迎え,
  眞を懐いて素を抱かん。
  白頭 酩酊すれば,
  朱顔 欣慕す。
  羽仙 翼を張りて霞彩へと飛び,
  醉翁は留まる,
  月 寒窗を照らす處。
  晨鷄 夢を破って高く鳴き,
  蓬髪 鬆鬆として,
  散人 寤(ねぬり)より醒む。


 鶯啼序 詞譜・240字
  ○○●○●●,●○○▲仄(一四)。▲△●、▲●○○,●▲▲●○仄。▲△●、○○●●,○○●●○○仄。●▲○△●(一四),△○▲▲○仄。
  ▲●○○,▲▲▲●,●△○▲仄(一四)。△△●、▲●△○,△○○▲△仄。●○○、△○●●,▲△●、△○○仄。●△○,▲●△○,▲○○仄。
  △○▲●,▲●△○,△○△●仄。▲●●、▲○△●,▲●○●,●●○○,●○▲仄。△○▲●,○○▲●,△○▲●○○●,●△○、▲●△○仄。○○●●,△△▲●○○,▲▲▲▲○仄。
  △○▲●,▲●○○,●●○△仄(一四)。●▲●、△○▲仄。●●○○,▲●○○,▲○▲仄。○○●●,○○○仄。△○▲●△△●,●○○,▲●○○仄。△○▲●○○,▲●○○,●○△仄。
   ○:平声。●:仄声。
   △:平声が望ましいが仄声でもよい。▲:仄声が望ましいが平声でもよい。
   仄:仄声の押韻。(拙作は中華新韻十四姑仄声の押韻)
   (一四):直前の五字句は,上二下三ではなく,一・四に作る。その一は領字。

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