獅子鮟鱇詩詞

アクセスカウンタ

zoom RSS 余花 七言俳句と俳句七句 と竹枝と短歌

<<   作成日時 : 2016/03/22 21:01   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

陽炎 七言俳句と俳句と竹枝」に続き
.
 きょうは「NHK俳句」投稿のための漢語俳句を八句ほど詠んだ。
 いずれも七言で平仄を調え二字・四字・七字目で押韻する。
 兼題は『余花』
 一首を残し次の七句をボツとした。
.
     七言俳句・余花       2016.03.22 -46050
.
 山家痩馬與余花   やまのいえよかとともなるやせたうま
 ○平●仄●○平。
   ○:平声。●:仄声。平/仄:中華新韻一麻平仄両用の押韻。

  山の家の
  痩馬
  余花とともに

     七言俳句・余花       2016.03.22 -46051

 山家朱夏染余花  やまのいえあかきなつそむあまりばな
 ○平○仄●○平。


     七言俳句・余花       2016.03.22 -46052

 詩家下馬賞余花  しじんうまをおりてよかをめでてをり
 ○平●仄●○平。

     七言俳句・余花       2016.03.22 -46053

 夕霞崖下映余花  ゆうやけやがけのしたにてはゆるよか
 ○平○仄●○平。

     七言俳句・余花       2016.03.22 -46054

 余花風下散夕霞  よかかぜのもとにちりぬるゆうやけに
 ○平○仄●○平。

     七言俳句・余花       2016.03.22 -46056

 余花如画映夕霞  よかはえのごとくはえをりゆうやけに
 ○平○仄●○平。

 ちなみに『余花』
 ヨカと読むから漢語だが、漢詩では見たことがない。
 漢詩では『殘花』が普通。
 
 つまりは和製漢語であるのだろう。
 季語としては江戸時代から使われてようだ。
 和製漢語 とはいえ
 漢籍に親しむことの多かった江戸の俳人の作であるのか
 出来は悪くない。
 残余の花→殘花 あるいは
 残余の花→余花
 どちらでもよさそうだ。

 ただ、漢詩では殘花がわかりやすく
 余花だと日本の俳句の季語と注で説明しないと
 中国の読者の理解は得られないだろう。

 だが
 雨余花 これはよくわかる。

     七言俳句・雨余花     2016.03.22 -46057

 夕霞如画雨余花  ゆうやけやえのごとあめののちのはな
 ○平○仄●○平。

  夕霞(ゆうやけ)
  画(え)のごとき
  雨の余(のち)の花

     竹枝・雨余花       2016.03.22 -46058

 風柔夢醒(竹枝)望夕霞(女兒),庭前如画(竹枝)雨余花(女兒)。

  風柔らかく夢醒めて(エイヤサ)
  夕霞を望み(ホイサ),
  庭前に画のごと(エイヤサ)
  雨の余(のち)の花(ホイサ)。

 竹枝 詞譜・單調14字,兩句兩平韻 皇甫松
  ○○●●(竹枝)●○平(女兒),○○●●(竹枝)●○平(女兒)。

 短歌
  夢醒めて望む夕焼け庭前に絵のごと雨ののちの花映ゆ

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
欣赏佳作。
風柔夢醒(竹枝)望夕霞(女兒),庭前如画(竹枝)雨余花(女兒)。雨余花,美句。
一地清愁
2016/03/25 09:15
ありがとうございます。
余花は殘花のあとの殘花、立夏ののちの残花をいう季語です。
余花の前に雨一字を加えるだけで春の花にも夏の花にも秋の花にもなるところが面白いと思いました。
獅子鮟鱇
2016/03/25 10:06

コメントする help

ニックネーム
本 文
余花 七言俳句と俳句七句 と竹枝と短歌 獅子鮟鱇詩詞/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる