獅子鮟鱇詩詞

アクセスカウンタ

zoom RSS 七言律詩 『白首心灰散碧山 (白首の心灰散碧山に散る)』

<<   作成日時 : 2016/05/13 06:54   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 7

      七律・白首心灰散晩年    2016.05.12 -46432
.
  旗亭一醉景堪玩,筆掃彩雲如錦箋。壺酒盡時成末句,夕風起處聳吟肩。
  聲似鳴蝉憶春夢,詩排妙對蕩秋韆。黄昏湖水浮光碎,白首心灰散晩年。
.
  旗亭に一醉すれば景は堪玩ぶに堪へ,
  筆は彩雲の錦箋のごときを掃く。
  壺酒 盡くる時に末句なり,
  夕風 起つろころ吟肩を聳やかす。
  聲は鳴蝉の春夢を憶(おも)ふに似て,
  詩は妙對の秋韆を蕩(ゆ)らすを排(なら)ぶ。
  黄昏の湖水 光の碎くるを浮かべ,
  白首の心灰 晩年に散る。

 多少不満あり。そこで改作。

      七律・白首心灰散碧山    2016.05.12 -46432 -2

  醉逢夢鬼扮青年,揮筆彩雲如錦箋。眼底鏡湖浮好句,風中野叟聳吟肩。
  聲似鳴蝉憶春夢,詩排對偶蕩秋韆。黄昏瀲瀲水光碎,白首心灰散碧山。

  醉って逢へる夢の鬼 青年に扮し,
  筆を揮ふ 彩雲の錦箋のごときに。
  眼底の鏡湖 好句を浮かべ,
  風中の野叟 吟肩を聳やかす。
  聲は鳴蝉の春夢を憶(おも)ふに似て,
  詩は妙對の秋韆を蕩(ゆ)らすを排(なら)ぶ。
  黄昏 瀲瀲として水光碎け,
  白首の心灰 碧山に散ず。

 紫陌青猫さんから貴重な指正をいただいた。
 作者が曖昧にしていた部分が鮮明になった。

      七律・醉佯詩鬼扮青年    2016.05.12-46432-3 05.17改

  醉爲酒鬼扮青年,揮筆彩雲如錦箋。眼底鏡湖浮好句,風中野叟聳吟肩。
  聲似鳴蝉憶春夢,詩排對偶蕩秋韆。黄昏瀲瀲水光碎,白面揚揚對碧山

  醉って酒鬼の青年に扮するとなり,
  筆を揮ふ 彩雲の錦箋のごときに。
  眼底の鏡湖 好句を浮かべ,
  風中の野叟 吟肩を聳やかす。
  聲は鳴蝉の春夢を憶(おも)ふに似て,
  詩は對偶の秋韆を蕩(ゆ)らすを排(なら)ぶ。
  黄昏 瀲瀲として水光碎け,
  白面 揚揚として碧山に対す。

 七言律詩平起式詩譜:
  △○▲●●○平,▲●△○▲●平。▲●△○○●●,△○▲●●○平。
  △○▲●△○●,▲●△○▲●平。▲●△○○●●,△○▲●●○平。
   ○:平声。●:仄声。平:平声の押韻(拙作は、中華新韻九文平声の押韻)
   △:平声が望ましいが仄声でもよい。▲:仄声が望ましいが平声でもよい。
   なお、四字目の孤平(●○●)は不可。挟み平(▲●○○●○●)は可。
   また、第一句は△○▲●△○●でもよい。

画像
          鮟鱇喜海暝,大抵昏昏睡。點火口前燈,奇魚鱗聚戲。
          画:足柄金太郎 http://ashigara-kintarou.at.webry.info/

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
欣赏佳作。
壺酒盡時成末句,夕風起處聳吟肩。好对。尽时,起处,好。
一地清愁
2016/05/16 15:18
ありがとうございます。
醉逢夢鬼扮青年,青年=旧我としたかったのですが、うまく整理できませんでした。
獅子鮟鱇
2016/05/16 18:57
力作。練字工夫に感心します。
ただ、末句に「?」
>白首心灰散碧山
@心灰:心灰意冷、失意、落ち込む、、
A原作本意のままで読んでも、
 全詩の意境に調和しないよう感じます、
 
 白首心怡 慕/眺 碧山 如何?愚見。

  
青猫
2016/05/17 10:43
読みかえてみると、夢境を描いたよう、
私の読み取れない深い意味があるかも、、、
原作尊重。



青猫
2016/05/17 10:57
青猫様
>力作。練字工夫に感心します。ただ、末句に「?」
 指正、ありがとうございます。
 私はつまらない生涯を送っていますので
 志を述べたところで内容豊かな詩は詠めないと思っています。
 そこで、練字工夫に腐心しています。
 ただし、練字工夫の鬼になっているつもりです。
 雅才に乏しいので雅客の風花雪月ではなく
 鬼の風花雪月、あるいは
 鬼の曲筆舞文、それが目標です。
 この作、書きたかったのは、詩才乏しき者の悲しみです。悲愴。
 ただ、私自身が絶望しているわけではなく、そういうふりをして詠んでいます。
 そこが曖昧の原因。
>白首心怡 慕/眺 碧山
 なるほど、その方が詩として健康ですね。
 曲筆舞文であるので、悲愴ではなく、
 豪放をめざしてもよい。
 いただいた案をもとに再考してみます。
 すっきりしていなかった部分が整理できるように思います。多謝。
獅子鮟鱇
2016/05/17 17:54
なるほど。今までご作品から
度々感じたが問い難い疑問は
なんとなくわかったようです、
いつかゆっくり話せば、、と思います。

>私はつまらない生涯を送っていますので、、
何をおしゃっだ?謙遜にも程があるね、
東大出秀才、国家の喉舌機関の元役員、
立派なご家庭のご主人、、、
それに莫大な作品を書き出した漢詩人、、
素晴らしい人生以外言葉を見つかりません、、
天才ではなくでも得難い人材ですよね、
雅才か鬼才か、
鬼才の方が珍しいではないか?
豪放か悲愴か
それも後者の方が難しいでしょう、、、


青猫
2016/05/17 20:45
 ありがとうございます。
 私は役員にはなれませんでしたが、もし役員になっていたら、詩人にはなれなかったと思います。
 それはともかく、指正していただいたおかげで曖昧な部分を明確できました。
 ありがとうございました。
 
獅子鮟鱇
2016/05/18 08:36

コメントする help

ニックネーム
本 文
七言律詩 『白首心灰散碧山 (白首の心灰散碧山に散る)』 獅子鮟鱇詩詞/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる