獅子鮟鱇詩詞

アクセスカウンタ

zoom RSS 七律・夏日即事 中華新韻八寒

<<   作成日時 : 2016/06/12 20:42   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

『世界漢詩同好會』第44回総会 其二 上平声十五刪」について
.
 私は詩詞は通常 中華新韻で詠むことにしているが
 『世界漢詩同好會』の題詠は平水韻で詠むことを規約としている。
 第44回総会の韻目は
 上平声十四寒あるいは上平声十五刪。
 この二つは中華新韻ではともに 八寒。
 中華新韻八寒はさらに
 平水韻上平の十三元(一部)下平の一先、十三覃、十四塩、十五咸
 ピンインの-anすべてをカバーするので押韻が楽。
 しかし、新韻は
 冒韻(押韻句で押韻箇所以外で韻字を使うこと)に陥りやすいので
 一長一短。
 第44回総会参加作十首はすべて中華新韻八寒押韻の詩と言えるのだが
 中華新韻の立場からは次の句は冒韻、声病に罹っている。

  黄昏蟬語單。     蝉が冒韻
  夕暮烟霞可餐。    烟が冒韻
  山暮閑聽蝉語單。  山、閑、蝉が冒韻
  温泉浴後有佳餐。  泉が冒韻
  西天半月殘。     天が冒韻。
  毎天買酒洗胸肝,  天が冒韻。
  却老高談増壽斑。  談が冒韻。

 私が投稿した上平声十四寒五首にはすべて、中華新韻では冒韻の声病があり
 上平声十五刪五首では七律一首がNG。
 つまりは、七律二首とも新韻ではNGなので、
 中華新韻八寒で一首。

      七律・夏日即事       2016.06.12 -46600

 消夏旅亭隣碧山,緑陰深處易佯仙。悠長清晝開詩卷,幸遇艷容招玉泉。
 青眼勸杯催蟻夢,紅唇含笑帶花言。遊魂霞洞乘吟興,醉放低聲如晩蟬。

  夏を消す旅亭 碧山に隣り,
  緑陰深き處 佯仙の佯(ふり)しやすし。
  悠長なる清晝 詩卷を開けば,
  幸ひ遇へる艷容 玉泉を招く。
  青眼 杯を勸めて蟻夢を催(うなが)し,
  紅唇 笑みを含んで花言を弄す。
  魂を霞洞に遊ばせて吟興に乘り,
  醉って放つ低き聲 晩蟬のごとし。

 七言絶句仄起式詩譜:
  ▲●△○▲●平,△○▲●●○平。△○▲●△○●,▲●△○▲●平。
   ○:平声。●:仄声。平:平声の押韻。(拙作は中華新韻八寒平声の押韻)
   △:平声が望ましいが仄声でもよい。▲:仄声が望ましいが平声でもよい。
   なお、四字目の孤平(●○●)は不可。挟み平(▲●○○●○●)は可。
   また、第一句は▲●△○○●●でもよい。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
欣赏佳作。
消夏旅亭隣碧山,緑陰深處易佯仙。易佯闲,好句。
青眼勸杯催蟻夢,紅唇含笑帶花言。带花言。
遊魂霞洞乘吟興,醉放低聲如晩蟬。如晚蝉。好诗。
一地清愁
2016/06/14 11:41
ありがとうございます。
易佯仙、如晚蝉・・・少々シニカルかも知れませんね。
獅子鮟鱇
2016/06/14 17:24

コメントする help

ニックネーム
本 文
七律・夏日即事 中華新韻八寒 獅子鮟鱇詩詞/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる