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zoom RSS 五言絶句 『口才沈默睡魔隣 (口に才あるも沈黙す 睡魔が隣れば)』

<<   作成日時 : 2016/08/01 11:07   >>

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 日本語には外来語が多く「エッセー」もそのひとつ。
 カタカナ言葉はご免だ
 日本人なら日本語で言え という人がいるので
 「随筆」
 といえば無難。
 納得してもらえるだろう。
.
 しかし「随筆」も実は中国からの外来語だ。
 宋の洪邁に『容齋隨筆』、清の袁枚に『隨園隨筆』
 吉田兼好に『徒然草』があるのだから
 日本人なられっきとした日本語で
 というなら エッセーは
 「つれづれがたり」とでも呼んだ方がよほどよい。
.
 そもそも「エッセー」と「随筆」ではまるで意味が違う。
 エッセーessayは文を試みるessayerものなのだから
 その翻訳としては「試文」とするのがよく
 あえて「筆」という字を使うなら「試筆」
 筆に随って書く「随筆」と区別した方がよい。
.
 しかし
 モンテーニュの『エッセー』も
 袁枚の『隨園隨筆』も
 吉田兼好の『徒然草』も
 それらを現代の日本語で読めば
 小説ではなく
 戯曲ではなく
 詩歌でもなく
 学術論文でもない
 そこで
 まとめていうなら
 「エッセー」がよい
 ということになる。
 カタカナ言葉ではなく漢字で となると
 「随筆」ということになる。
.
 筆に随って書く などというのは絵空事で
 人は
 筆を使って書くのであり
 筆に命ぜられてそれに随い書く
 ということはない。
 だから
 「随筆」よりも「随想」という方が事実に即しているのだが
 思いのままに 随想 よりも
 筆にまかせて 随筆 の方が
 詩的なのだろう。
 詩は現実を冩すものではなく
 虚実をむしろ顛倒する。
 その詩的響きによって
 随想ではなく 随筆が
 「エッセー」に対する日本語となる。
 実は 中国語なのだが。

     五絶・口才沈默睡魔隣    2016.08.01 -46971

 詩翁隨筆冩,醉叟啜杯頻。油嘴多幽默,沈默睡魔隣。

 ○○○●●,●●●○平。○●○○●,○●●○平。
         ○:平声。●:仄声。平:中華新韻九文平声の押韻

 詩翁は筆に随って写(か)き,
 酔叟は杯を啜ること頻りなり。
 油嘴(口達者)で幽默(ユーモア)多くも,
 沈默す 睡魔の隣りに。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
欣賞佳作。
詩翁隨筆冩,醉叟啜杯頻。油嘴多幽默,沈默睡魔隣。幽默的小詩。
一地清愁
2016/08/03 10:02
ありがとうございます。
油嘴、幽默,沈默、力まずにうまく展開できたと思います。
獅子鮟鱇
2016/08/03 15:55

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