暮景あり殘光に醉ふ温泉宿

 四字成語の接尾令(尻取り)「雲朝雨暮」に続く320首目は
 暮景殘光:夕陽の残照。老いて体が衰え、死期が近いことを比喩する。

      四七令・暮景殘光      2013.11.24 -40848

  秋風清爽,暮景殘光輝晃晃。
  ○○○仄,●●○平○●仄(中華新韵十唐平仄両用の押韻)

  秋風清く爽やかに,
  暮景の殘光
  輝いて晃晃たり。

      倚西樓・暮景殘光      2013.11.24 -40849

  靜徑涼風吹爽爽,暮景殘光輝晃晃。比肩翁嫗到山湖,游目釣舟浮蕩蕩。
  賓館靈泉温老骸,浴後佳餐迎月亮。衰妻含笑共傾杯,乘興醉誓同穴脱世網。

 倚西樓・雙調58字,前段四句三仄韻,後段四句兩仄韻 韋彦溫
  ●●○○○●仄,○●○○○●仄。●○○●●○○,○●●○○●仄。
  ○●○○○●○,●●○○○●仄。○○○●●○○,○●●●●○●●仄。
    拙作は中華新韵十唐仄声の押韻。

  靜徑の涼風 吹いて爽爽として,
  暮景の殘光 輝いて晃晃たり。
  肩を比(なら)べて翁嫗 山湖に到り,
  游目す 釣舟の浮いて蕩蕩たるを。

  賓館の靈泉 老骸を温め,
  浴後の佳餐 月亮を迎ふ。
  衰妻 笑みを含んで共に杯を傾け,
  興に乘り醉って誓ふ穴を同(とも)にし世網より脱(のが)れんと。

  山の宿に暮景殘光ともに見て浴後の酒に誓ふ同穴 画蛇添足

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この記事へのコメント

一地清愁
2013年11月24日 20:00
靜徑涼風吹爽爽,暮景殘光輝晃晃。比肩翁嫗到山湖,游目釣舟浮蕩蕩。
賓館靈泉温老骸,浴後佳餐迎月亮。衰妻含笑共傾杯,乘興醉誓同穴脱世網。

------欣赏佳作。吹爽爽,輝晃晃,浮蕩蕩,叠字用得好。
獅子鮟鱇
2013年11月24日 21:22
 ありがとうございます。
 清愁さんの詞の畳字に刺激されて、私なりに試みてみました。
 爽爽は、清らか声の響きの意味で使う言葉のようですが、風が吹く様子にも使えるのかどうか、私は、日本語の感じ感覚で、爽やかの意味で使いました。
 日本語の爽やかと同義でなくとも、涼風吹爽爽という表現が自然であればよい、と思っていますが、多少不安があります。

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