花發沁園春・賞花吟競鶯清囀

      花發沁園春・賞花吟競鶯清囀 2019.04.21 -53032
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  日照山湖,水輝春晝,好風嫋嫋拂面。櫻雲盛涌,香雪繽紛,飄舞碧漣飛散。鱗鱗流衍,花片布、坤輿星漢。笑坐酒亭賞佳光,白頭閑啜金盞。
  不顧文才淺短,鼓詩魂醺然,氣韻流便。十年刻苦,一意學舌,竟作翠哥精悍。尋章百卷,摘好句、擬唐彪煥。望西嶺、炳炳紅霞,聳肩吟競鶯囀。

 日は山湖を照らし,
 水は春晝に輝き,
 好風嫋嫋として面を拂(な)づ。
 櫻雲 盛んに涌いて,
 香雪 繽紛とし,
 飄舞し碧漣に飛散す。
 鱗鱗と流衍し,
 花片は布(し)く、坤輿の星漢に。
 笑って酒亭に坐して佳光を賞(め)で,
 白頭閑に金盞を啜る。

 文才の淺短なるを顧みず,
 詩魂の醺然たるを鼓し,
 氣韻流便たり。
 十年 苦を刻み,
 意を一にして舌を學び,
 竟になれり 翠哥の精悍なるに。
 百卷に章を尋ね,
 好句を集め、唐に擬へて彪煥たり。
 西の嶺、炳炳たる紅霞を望み,
 聳肩を聳やかして吟じ競ふ 鶯の囀ると。

花發沁園春 詞譜・雙調105字,前段十句五仄韻,後段十句六仄韻 劉圻父
  ●●○○,●○○●,●○●●○仄。○○●●,▲●○○,○●●○○仄。○○△仄,○●●、○○○仄。●●●○●○○,▲○○●○仄。
  ●●○○●仄,●○○○○(一四),●●○仄。○○●●,●●○○,●●●○○仄。○○●仄,○●●、△○○仄。●▲●、●●○○,●○○●○仄。
   ○:平声。△:平声が望ましいが仄声でもよい。
   ●:仄声。▲:仄声が望ましいが平声でもよい。
   仄:仄声の押韻(拙作は中華新韻八寒)。
  (一四):前の五字句は,上二下三ではなく,上一下四に作る。
画像
 鮟鱇喜海暝,大抵昏昏睡。點火口前燈,奇魚鱗聚戲。 画:足柄金太郎

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