獅子鮟鱇詩詞

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zoom RSS 醉蓬莱 『蝉蛻留在梅枝 (蝉の脱け殻が梅の枝に残っている)』

<<   作成日時 : 2016/05/09 10:09   >>

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(訳)
 思い浮かべるのは金の樽の緑の酒,
 白髪の男の赤い顔,
 碧林の黄鳥(ウグイス)。
 晩境は閑が多く,
 空想の旅 仙人の棲む島へ。
 春には桜の雲へ入り,
 醉うと筆路に迷い,
 詞林の芳しい草花を枕に寝る。
 秋には月の女神をともない,
 銀河に舟を浮かべれば,
 詩魂 飽くることなく求む。

 夏には蝉となり,
 地中に夢醒めて,
 樹の頂にまさに,
 暁を払う曙光を迎えようとする。
 青山に羽化し,
 願いは美しい妻をめとること。
 朗朗と高らかに吟じ,
 切切と哀訴して,
 落ちていく 九泉の幽奥なるところへ。
 雪花 冬に埋めようとするも
 脱け殻の残るところ,
 梅の枝 早くも開く。


(原作)
      醉蓬莱・蝉蛻留在梅枝    2016.05.09 -46400

  想金樽緑酒,白首紅顔,碧林黄鳥。晩境多閑,喜臥遊蓬島。春入櫻雲,醉迷筆路,枕詞林芳草。秋伴嫦娥,浮舟銀漢,詩魂求飽。
  夏作蜩蝉,地中夢醒,樹頂將迎,曙光拂曉。羽化青山,願聘妻娟好。朗朗高吟,切切哀訴,落九泉幽奥。雪花冬埋,空殻留在,梅枝開早。


(読み下し)
  想ふは金樽の緑酒,
  白首の紅顔,
  碧林の黄鳥。
  晩境 閑多く,
  喜ぶは蓬島への臥遊(空想の旅)。
  春には櫻雲へ入り,
  醉って筆路に迷ひ,
  詞林の芳草を枕とす。
  秋には嫦娥を伴ひ,
  銀漢に舟を浮かべ,
  詩魂 飽くるを求む。

  夏には蜩蝉(せみ)となり,
  地中に夢醒め,
  樹頂に將に迎へんとす,
  曙光 曉を払ふを。
  青山に羽化し,
  願ふは妻の娟好なるを聘(むか)へること。
  朗朗と高吟し,
  切切と哀訴し,
  九泉の幽奥に落つ。
  雪花 冬に埋む,
  空の殻の留在(のこ)るところ,
  梅枝 開くこと早し。

 醉蓬萊 詞譜・雙調97字,前段十一句四仄韻,後段十二句四仄韻 柳永
  ●△○▲●(一四),▲●○○,▲○○仄。△●○○,●△○○仄(一四)。▲●○○,▲○△●,●▲○○仄(一四),▲●○○,△○▲●,▲○○仄。
  ▲●○○,▲○△●,▲●○○,●○○仄。△●○○,●▲○○仄(一四)。▲●○○,▲▲△●,●▲○○仄(一四)。●▲○△,△○△●,▲○○仄。
   ○:平声。●:仄声。
   △:平声が望ましいが仄声でもよい。▲:仄声が望ましいが平声でもよい。
   仄:仄声の押韻。(拙作は中華新韻六豪仄声の押韻)
   (一四):前の五字句は,上二下三ではなく,一・四に作る。その一は領字。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
欣赏佳作。
这个词牌有这么多的四字句。

想金樽緑酒,白首紅顔,碧林黄鳥。晩境多閑,喜臥遊蓬島。春入櫻雲,醉迷筆路,枕詞林芳草。秋伴嫦娥,浮舟銀漢,詩魂求飽。

句句都美。

夏作蜩蝉,地中夢醒,樹頂將迎,曙光拂曉。羽化青山,願聘妻娟好。朗朗高吟,切切哀訴,落九泉幽奥。雪花冬埋,空殻留在,梅枝開早。

朗朗高吟,切切哀诉,好对。

一地清愁
2016/05/12 13:08
ありがとうございます。
>这个词牌有这么多的四字句。
 確かに。四字句が多いところは、沁園春とも似ているように思いました。
獅子鮟鱇
2016/05/12 20:48

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